ねりものといえばはんぺん

はんぺんあいしてる

幼稚園時代の思い出

昔から学校が嫌いで仕方なかった。この学校嫌いは幼稚園に通っていた時からなので筋金入りだ。集団生活が向いていないのか、いろんなことを強いられるのがダメなのか、理由はいまだに分からない。とにかく苦手意識がぬぐえない。

幼稚園児だったころ「行きたくない!」と散々駄々をこねてバスに乗るのを何度も拒否し、親父が出勤する車に乗せてもらって堂々と社長出勤をしていた。4歳にしてすでに基本的な部分は完成していたらしい。まあ、そんなもんだよね。

外で駆け回る男の子たちを野蛮な生き物だと思っていたので、いつも部屋で女の子たちと絵を描いていた覚えがある。当時の通信簿にも実際にそう書いてあった。もしかしたら女の子のことが好きなのは先天的なものなのかもしれない。

夏にプールに入る時、最後に男も女も関係なく全裸にならなきゃいけないのが死ぬほど嫌で仕方なかった。どんだけ無神経なんだと本気で怒っていたのを今でもはっきりと覚えている。本当は嫌だと思っていた子も多分いたんじゃないかな。

そんな感じでマセていた上に女の子が大好きだったので当然ながら先生のことも大好きだった。信じられないことに先生の髪の毛を当たり前のように触ったりしていた。そんな男の子は他にいなかったからなのか、ずいぶんかわいがられた。

今では言いたいことをハッキリ言うけれど、昔は気が弱くて優しい子だった。いつも女の子たちと一緒に過ごしていたせいか異常にモテた。でも、人生最大のモテ期が幼稚園とかってなんか微妙な気持ちになる。ちょっと損した気分だ。