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ねりものといえばはんぺん

はんぺんあいしてる

日本しりとり協会

グダグダな会話

「ねえ、ちょっと聞きたいんだけど」
「なに?」
「しりとりやるとさ」
「うん」
「しりとり、リンゴ、ゴリラ、ラッパって」
「うん」
「これは何かの決まりなの?」
「そうだよ」
「マジ言ってんの?」
「日本しりとり協会のガイドラインにある」
「えっ」
「最初のところはこれが望ましいって」
「・・・」
「もしかして知らなかった?」
「あたし、知らなかった」
「あと、新しいしりとりって知ってる?」
「新しいしりとり?なにそれ??」
「んの付くしりとり」
「は?」
「だから、んの付くしりとり」
「意味分かんない・・・」
「んで終わる言葉しか使ったらいけない」
「それじゃ続かないじゃん・・・」
「例えば、カバンっていうとね」
「うん」
「次の人は『バ』から始まる言葉を言うの」
「うん」
「もちろん、んで終わらないとダメ」
「なにそれ」
「んの付くしりとり」
「それはさっき聞いたよ・・・」
「じゃ、とりあえずやってみようか」
「えっ」
「離婚、次は『コ』から」
「こ、こ、コイン」
「淫乱、次は『ら』」
「ら、ライオン」
「怨念、次は『ネ』」
「ね、ね、ね、年金!」
「近親相姦、次は『カ』」
「ちょっと!言葉のチョイスが最低!!」
「ま、こんな感じでやるんだよ」
「なにそれ、全然おもしろくない!」
「そうかな?」
「逆に何が面白いわけ?」
「普段言えない言葉を言い放題なところ」
「まあ、そうかもしんないけど」
「タブーを犯す背徳感を楽しむゲームです」
「ところで、何したら終わりになるわけ?」
「それは俺も知らない」
「えっ」
「それこそ日本しりとり協会に聞いてみたら?」
「うそ、本当にあるの?日本しりとり協会??」
「あるわけないじゃん」
「!」
「あ、もしかして一瞬信じた?」
「し、信じてないもん・・・」
「さっき絶対信じたよね」
「信じてないもん!」
「そっか、おりこうさんだね~」
「そうだよ、おりこうさんだよ!もう帰る!!」