オンナはこわい
子どもの頃、近所に住んでいた女の子のことを急に思い出した。
あるとき、彼女の家に遊びに行くことになり、
そんな中で事件は起きた。
無性にトイレに行きたくなり、貸してほしいと彼女に言った。
「おちんちん見せて」
ひとつ年上のお姉さんらしく命令口調で彼女は確かにそう言った。
「早く脱いで」
「いやだよ」
「見せないとお菓子あげないよ?」
「そんなのいらない」
「いいから見せて、どうしても見たいの」
その時、女というものの怖さを思い知った。
自分の思い通りにならないと分かった途端、
もし彼女の命令に素直に従っていたら一体どうなっていただろうか
やっぱり断って正解だったんだろうか。
めんどくさいオンナ
「今まで何人くらい女の子と付き合ってきたの?」
「うーん、それは答えたくないなー」
「なんで?」
「そんなこと今さらどうでもいいから」
「あたしにとってはどうでもよくないの!」
「それ聞いてどうするの?」
「んー、別にどうもしないけど」
「だったらいいじゃん」
「よくないよー」
「そういうことは知らない方がいいと思う」
「隠されると余計気になるでしょ」
「隠してる訳じゃないし」
「だったら言いなさいよ」
「前にこういうことがあった」
「なあに?」
「同じ質問に素直に答えたら」
「うん」
「あたしの方が1人多いと言われた」
「あ、それは確かにちょっと気まずいね・・・」
「そういう無意味なストレスは受けたくない」
「まあ、言われてみればそうかも」
「知らなくていいこともある」
「でも、やっぱり知りたーい」
「めんどくさい女だな」
「女なんてみんなめんどくさいよ?」
「そんなことないだろ」
「あ、めんどくさくない女もいたんだ?」
「そういうことじゃねーよ」
「じゃあなんなの?」
「ああ、このままじゃケンカになってしまう」
「ねえ、隠さなきゃいけないくらい多いの?」
「そんなことないよ」
「5人くらい?」
「あの、誘導尋問はやめてもらえるかな」
「もっと多いの?」
「全然話聞いてねーな・・・」
「怒らないから正直に言って?」
「そういうこと言う奴って百発百中で怒るよね」
「怒らないよ!」
「今のやり取りですでにご立腹気味ですよね」
「あなたが隠すからでしょ!」
「だったら、先に君が言いなさい」
「えっ」
「これでやっと俺の気持ちが分かったか」
「んー」
「なんだよ、そんなにたくさんいるのかよ」
「そ、そんなことないよ!」
「5人くらい?」
「もー、誘導尋問はやめてよ!」
「さっき君がしたことだよ?」
「うっ」
「もうこんな不毛なことはやめようぜ」
「えー、でもー」
「でもじゃないだろ」
「だってー」
「でもとかだってとか、ガキみたいだな」
「むー」
「むーじゃねーよ」
「むぅ」
「怒った顔も可愛いね」
「もー、またそうやってバカにして」
「今までで君が一番可愛いよ」
「んもう、ばか」
オトコ嫌いのねこ
人見知りのねこを飼っている友だちがいる。
昨日の夜たまたま近くで用があったのでその友だちの家に寄らせて
ねこはちっとも怖がる素振りを見せず普通にそばまで寄ってくる。
こんなことはめったにないらしい。
こういう出来事が実は地味にうれしかったりする。
にゃんこ先生
ちょっと前に好きだった女の子がまるでねこみたいな人だった。ねこみたいなのは性格だけじゃなくて名前までねこみたいだったから多分ねこなんだと思う。スマホのアプリ「ねこあつめ」を教えてあげたら一生懸命ねこを集めていたし。
自分の方が先に始めたのにあっという間に彼女に追い抜かれて「とっくにコンプしたぜ!」とドヤ顔された。無駄にねこ愛が強いこともあって「にゃんこ先生」と周りからリスペクトされるほどで、人間のふりをしたねこだと思っていた。
将来の夢に「ねこに生まれ変わること」と書くほど僕はねこ好きなのにネコアレルギーなのが本当につらい。もし彼女と結婚したとしたら間違いなくねこを飼うことになるだろうけどかゆくてもくしゃみが止まらなくてもきっと耐えられる。
自由気ままでわがままな彼女が今でもやっぱり好きだ。
よくあるハナシ
「ねえ」
「ん、なに?」
「あなたには好きな人とかって、いる?」
「急にどうしたんだよ」
「ねえ、いるの?」
「うーん」
「なーんだ、いるんだ」
「どうなんだろう」
「なにが?」
「好きって言えるのかなって」
「でも、気になる人はいるのね」
「まあ、そうだね」
「どんな子?」
「よく分からない子」
「なにそれ」
「そんなの俺が教えてほしいくらいだよ」
「変わった子なの?」
「そうだね、変わってると思う」
「綺麗?」
「普通なんじゃないかな」
「ふーん」
「急にそんなこと聞くなんてどうしたんだよ」
「別に」
「なんだそりゃ」
「なんでもない」
「そっか」
「・・・」
「あれ、もしかして機嫌悪い?」
「別に」
「俺、なんかした?」
「分からないなら、いい」
「ちゃんと言ってくんないと分かんないよ」
「死ぬまで分からないままでいたら?」
「じゃあ、そうするわ」
「ばか」
「バカだと思うならちゃんと説明しろよ」
「もういい!」
「一体なんなんだよ」
「自分の胸に聞いたら?」
「あのさあ」
「なあに?」
「こっちが何もかも察してやんないとダメなのか?」
「そんなことないけど」
「そんなことあるだろ」
「もう、なんで分からないの?」
「言いたいことがあるならはっきり言えよ」
「もう帰る、知らない!」
「おいおいちょっと待てよー」
「バイバイ」
まわりくどいのムリ
女からのアプローチは基本的にまわりくどい。
もちろんそうじゃない子もいるけど多くは「察してほしい」
女の子は3歳くらいから女同士のバトルが始まるせいか裏の意味を
これまでの経験上あからさまなアプローチをしてくる女の場合、
あまりにも分かりにくすぎるサインしか送ってこないくせに適切に
据え膳食わぬは
だいぶ前に女友達から恋愛相談をされていたことがあった。相手の男が共通の友達だったせいもあって相談しやすかったんだろうけど、両方知っているのは聞く方からするとあまり望ましくない。知りたくないことだってあるし。
相談してるうちにベクトルが変わって男を乗り換えることはよくある。あまりにも陳腐でワンパターンだけど本当によくある事案なんだよなこれ。最初から乗り換えるつもりで恋愛相談を持ちかける女がいたとしてもおかしくない。
自分のケースでもやっぱりそんな流れになりかけて、しかも女の方から誘ってくるという千載一遇のチャンスだったけど断った。その時いろんなことがめちゃくちゃで余裕もなくて、これ以上物事をややこしくしたくなかったから。
結果的にそれがよかったかどうかは正直よく分からない。
後先なにも考えないでとりあえず女とやっておくべきだったのかもしれない。今さら昔のことをとやかく言ってもしょうがないから、もし次こういうことがあったら迷わず手を出すって今決めた。やってから考えたって別にいいでしょ。
オトコとオンナの友情
男と女の間に友情が成立するかなんて正直どうでもいい。もちろん成立する場合だってあるだろうし、根本的に無理な場合もあるだろう。こんなの全部ケースバイケースなんだから一般化して議論してもあんまり意味がないと思う。
どちらか一方が相手に異性を感じ始めたら友情なんて多分あり得ない。今の関係を壊したくないと思ってやせ我慢してるだけってことも多いだろうし、互いに異性としての魅力を一切感じないときしか成立しないのが男女間の友情。
そんなこと分かり切ってるのに「友達ごっこ」を続けちゃうのは不毛以外の何物でもないんだよ。一度踏み越えてしまえば二度と元に戻らないのはしょうがないし、そもそも男女間の友情なんてそう長くは続かないような気がする。
どうせそのうちみんな死んじゃうんだから、もう踏み越えちゃおうよ!
はじめましてこんばんは
ここに今日からごみみたいな文章を載せてくね!