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ねりものといえばはんぺん

はんぺんあいしてる

幼稚園時代の思い出 2

シノブちゃんという女の子が好きだったんだけど本当に好きだったせいか妙に意識ししまってうまく話ができなかったんだ。幼稚園児のくせに中学生みたいなメンタルのガキだった。どうでもいい女の子とはいくらでも話ができたのにな。

ある女の子が僕のことをすごく好きだったらしくて先生たちもみんなそれを知っていた。それで、どういうわけかある時から帰りのバスに乗る時にその女の子とキスをさせられることになってしまった。まるで見世物みたいな扱いだった。

その女の子のことは別に好きでもなんでもなかったのにどうしてキスしなきゃいけないんだろうって思っていた。でも、相手の気持ちを傷つけたら悪いし、先生に言われるまま毎日のようにキスさせられていた。もう全く訳が分からない。

ファーストキスによくある甘酸っぱさみたいな思い出は皆無で、べちょっとした感じの若干ディープなキスだったから本当に嫌だった。しかも相手の名前すら全く覚えていないし顔も性格も一切思い出せない。一体あれは何だったんだ。

みんなが見ている前でキスをさせられるなんて、つつましやかな日本人にはあまりにもハードルが高すぎるタスクだった。そんなことをしていたにも関わらず、バレンタインの日にはチョコを山のようにもらったのは今考えても謎すぎる。

今まで付き合ってきた子から「女の扱いに慣れてるね」と必ず言われてきたのは幼稚園時代に培った経験が生きているせいなのかもしれない。こっちは何も考えずに自然体で接しているだけなんだけど、それって実は結構レアなのかも。

好きな子に対しても自然体でいられたらいいのにね。