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ねりものといえばはんぺん

はんぺんあいしてる

価値観という名の思い込み

人を属性で判断するタイプが苦手だ。性別や職業、学歴なんかは人間性を構成する要素のひとつでしかない。それなのに「女は感情的で頭が悪い」とか「ろくな学校出てないから仕事ができない」とか、思い込みにもほどがあると思う。

こういうことを平気で言う人と話をするのは時間の無駄になりかねない。最初からその前提でものを見ていれば、その理屈に当てはまることしか目に入ってこないし、自分の価値観に合うことしか受け入れないから会話も平行線のままだ。

価値観なんて言い換えれば偏見の結晶みたいなもので単なる色眼鏡でしかない。勝手に信じ込むのは構わないけれど、それを使って他者を裁くような人とは関わりたくないんだ。この手のタイプはモラハラが得意だったりする率も高いし。

自分の考えとは違うからこそ意味があるのにね。

分離から統合へ

シェイクスピアマクベス』の冒頭に、魔女3人が鍋をかきまぜながら「きれいはきたない、きたないはきれい」と口走る場面が出てくる。案外これこそが現実世界の本質を表しているのかもね。この世界にはいいも悪いもないんだから。

マクベス (光文社古典新訳文庫)

マクベス (光文社古典新訳文庫)

 

designpedia

佐藤可士和の『designpedia』の中に出てきたユニクロフォントのデザインがあまりにもシンプルで衝撃を受けた。グラフ用紙に円と線を書いて塗りつぶしただけだったとは。こういうフォントデザインの手法もあるのかと勉強になった。

デザインというものに対する彼の考えを知って、やはりコンセプトが一番大切なんだと改めて思った。コンセプトが明確になっていれば、その先のデザインに生きてくる。前から同じようなことを考えていたから本当に共感することばかり。

今つくづく思うのは、東大なんかじゃなくて藝大に入りたかったなって。高校生の時に音楽なんかやらないで絵を描くべきだった。ギターの才能なんてないのに音楽にうつつを抜かしすぎちゃって向いていないことに少し時間を使いすぎた。

そんなこと今さら言っても何の意味もないけれど、向いていることを見つけるのに時間をかけすぎたのはちょっと残念だったし、向いていないことにエネルギーを使いすぎたのは本当にもったいなかった。後悔するなと言われても無理だ。

でも、まだギリギリ間に合うと信じて努力しよう。

 

ポパイ特別編集 佐藤可士和 デザインぺディア (マガジンハウスムック)

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どこからでも切れます

「あのさあ」
「なに?」
「マジックカットって知ってる?」
「どこからでも切れますっていうやつだよね」
「そう」
「それがどうしたの?」
「あれ全然切れない時あるでしょ」
「たまにある」
「それでね、お母さんがね」
「うん」
「何かの袋が全然切れなくてね、昨日キレてたの」
「それなら書いてあるとおりじゃん」
「そうだよね」
「何て書いてあればベターなのかな」
「どこからでも切れる可能性があります、とか」
「それだったら嘘にならないね」
「それか、たまに切れない時もあります、とか」
「あえて欠点書いちゃうんだ?」
「正直、マジックカット自体が欠陥品だと思うの」
「そこまで言う?」
「だって、普通に切れ目入ってる方がよくない?」
「ああ、それは俺もずっと思ってた」
「タレの袋が変なところで開いちゃうと悲惨だし」
「確かにそれは大惨事だ」
「納豆のカラシとかならまだいいけど」
「汁っぽいので失敗すると大変だもんね」
「そうなの」
「めんどくさがらないでハサミ使えばいいのに」
「あたし、お母さんに同じこと言ったの」
「そしたら?」
「負けた気がするから使わないって」
「そこ意地張るところじゃないだろ」
「挙げ句の果てに袋のタレぶちまけちゃって」
「あーあ」
「激おこぷんぷん丸で大変だったの」
「タレの袋で君のお袋さんがキレちゃったのか」
「お母さん、その後ふて寝してた」
「面白いお母さんだね」

ワガママについて

ねこになるには一体どうしたらいいのか。

ある意味もうすでに中身はねこみたいなものだけど、好きなことだけをさせてもらえる状況にないため、ねこらしさがフルに発揮されていない。これは非常に由々しき事態であって至極残念なことだ。ねこライフを一日も早く実現したいのに。

わがままなのを治す方法ってあるのだろうか。なんだかよく分からないけれど、僕はわがままらしい。いつでもみんなのことを考えて生きているのに、わがままとか言われてイラっとする。ただ自分の気持ちに正直なだけなのになんなんだよ。

自分がわがままなのかどうかはひとまず置いて、僕はわがままな女の子が大好きだ。わがままがあまりにも過ぎる場合、それはもはやわがままとは言わないので、わがままと表現できる程度のものはむしろ好ましいし可愛いとすら思っている。

わがままにもいろいろあって、自分の中だけで完結するタイプのわがままは誰にも迷惑をかけないからどんどんすればいい。でも、他人を巻き込むタイプのわがままはほどほどにした方がいい。やりすぎるとあまりよくない結果になるからね。

ねこのわがままって完全に自分の中だけで完結する理想的なわがままだと思う。そういう意味でわがままな人扱いされるのはしょうがないのかも。多分、みんな正直に生きていないからそう見えるのだろうし、もう甘んじて受け入れようかな。

ああ、また今日も「ねこに生まれ変わる方法」を検索してしまった・・・。

よくあるハナシ 2

「ハルナちゃんって彼氏いるのかな」
「さあどうだろうね」
「あの子かわいいよね」
「そう?」
「そうでもない?」
「まあ、普通にかわいいんじゃないの」
「なんだか投げやりだな」
「そんなことないけど」
「うーん」
「なあに?」
「あ、いやなんでもない」
「なんなの?」
「だからなんでもないって」
「あっそ」
「あれ、もしかしてご機嫌ななめ?」
「別に」
「女の子は難しいね」
「は?」
「やっぱ他の女を誉めると気に入らないのか?」
「そんなことないけど」
「けど、なに?」
「うるさいなあ」
「俺、余計なこと言ったかな」
「そうだね」
「君だって超かわいいよ」
「取って付けたようなお世辞ありがと」
「ホントだって」
「はいはい」
「うわ、感じ悪いな~」
「どういたしまして」
「本当にそう思ってるのに」
「だったら他の女の話ばかりしないでくれる?」
「そんなことないだろ」
「そんなことありすぎだよ!」
「えー」
「どんだけ自覚症状ないのよ」
「でも、女同士でよく言い合ってるじゃん」
「なにを?」
「お互いにかわいいって」
「あなたは女じゃないでしょ?」
「まあ、そうだけどさ」
「女同士のそれは全然違うの」
「えっ?」
「多分言っても分かんないよ」
「訳が分からん」
「あれはね、一種の戦いなの」
「?」
「だから分かんないって言ったでしょ」
「なんかいろいろと大変なんだな」
「幼稚園の頃からずっとだし、もう慣れてるよ」
「俺、男でよかった」
「そうだね、バカで鈍くても生きていけるもんね」
「バカで悪かったな」

あの子と縁を切った話

「ねえ、聞いたんだけど」
「なに?」
「あの子と縁を切ったって本当?」
「ああ、その話なら本当だよ」
「ずいぶん仲良くしてたのにね」
「そうだね」
「なにかあったの?」
「ま、いろいろね」
「あっ、聞いたらまずかった?」
「そんなことないよ」
「じゃあ、いろいろ聞いてもいい?」
「それはダメ」
「なんでよ」
「悪口言いたくないからだよ」
「とうせ本人にも言ってあるんでしょ?」
「なぜ分かる」
「あんた、陰口言えない性格だろうから」
「何も言い返せない」
「彼女、相当ショックだったと思うよ」
「それは仕方がないんじゃないかな」
「どうしてオブラートに包めないわけ?」
ボンタンアメが嫌いだからだよ」
「あたしは例え話をしてるの!」
「残念ながら、知ってるよ」
「真面目に話をしなさいよ!」
「いつも真面目で全力投球なのにひどい」
「寝言は寝てからにしなさい」
「実はいつも寝てるんだ、今も熟睡中」
「バカにしてんの?」
「うん、バカにしてる」
「そんなに話したくないの?」
「イエス、高須クリニック
「どこまでも話をそらすつもりなのね」
「だって、だってなんだもん」
「ったく、しょうがないなあ」
「嫌いになっちゃったんだから仕方ないよ」
「そうなの?」
「ああ、悪口が出てきてしまう」
「後でボンタンアメ買ってあげるから」
「さっき、嫌いだって言っただろ!」
「ちゃんとオブラート剥がしてあげるから」
「それで、オブラートだけくれるんだろ?」
「よく分かったね~」
「マジ性格悪いわ」
「あんたに合わせてあげてんの!」
「そりゃどーも」
「ところで、あの子の何が嫌だったの?」
「おお、強引に話を戻してきやがった」
「いいから答えなさい」
「そんなの言わなくても分かるだろ?」
「まあ、なんとなく想像つくけど」
「じゃあ、それでよくね?」
「ファイナルアンサー?」
「いや、オーディエンス使います!」
「うちら2人しかいないのにバカじゃないの」
ボンタンアメのオブラート食うから許してよ」
「じゃあ、テレフォン使う?」
「誰にかけるのさ」
「あの子」
「お前、マジ性格悪いな」

何もしないから

「なんかすごく眠い、運転代われる?」
「ごめん、あたしオートマ限定」
「マジか」
「つーかマニュアルなんか必要ないじゃん」
マニュアル車に乗ってるんですけど、しかも今」
「なんでそんな車買ったのよ」
「オートマ嫌いだから」
「それと同じ理由であたしはマニュアル嫌いなの」
「じゃあしょうがないな~」
「よくそんな車運転できるね」
「慣れたらなんてことない」
「そもそも慣れようと思わないよ」
「なにそれ新発想すぎる」
「ねえ、どうしてマニュアルにしたの?」
「昔、バイクに乗ってたから」
「意味わかんないよ」
バイクって基本的にマニュアルなんだよ」
「で?」
「マニュアルが俺の中では自然なんだよ」
「訳わかんない」
「オートマだとやることなくて眠くなるんだ」
「マニュアル運転してる今も眠くなってるじゃん」
「はっ、そういえば」
「ちょっとコンビニ寄ってコーヒー飲もうよ」
「コンビニもいいけどさ」
「なあに?」
「せっかくだからあそこに入ろうよ」
「えっ、ホテル?」
「大丈夫、何もしないから」
「本当?」
「うん」
「信じられないよ」
「なんでだよ~」
「何もしないなんて無理でしょ」
「それはどういう意味?」
「だって息してるし」
「うそだろ、息するのもダメなのかよ」
「何もしないって言ったじゃん」
「分かったよ、じゃあ息するの我慢する」
「なにそれ~、バカじゃないの?」
「そうだよ、バカだよ」
「ほんとにバカだね~」
「可哀想になったでしょ?」
「そうだね」
「じゃあ、いいよね?」
「もう、しょうがないなあ」
「やったー」
「でも、息以外何もしたらダメだよ?」
「せめてまばたきだけは許してほしい」
「分かった、でも息とまばたきだけだからね」

「こういうところ来るの久しぶりすぎて新鮮」
「何もしない約束だよ?」
「まさか、おしゃべりも含んでんの?」
「当たり前でしょ」
「そんなの聞いてないっすよ」
「好きなだけ息とまばたきしていいからね!」
「・・・」
「わ~、見て見てアメニティたくさんあるよ!」
「・・・」
「ねえ、ちょっと聞いてんの?」
「・・・」
「分かった、おしゃべりは許可するよ」
「ありがたき幸せでござる」
「眠いなら少し寝たら?」
「え?寝てもいいんすか?」
「いいよ」
「それではお言葉に甘えて」
「え、ちょっと、なに」
「寝てもいいんでしょ?」
「え?え?なに?」
「だから、君と寝ていいって許可が出ました」
「そんなつもりで言ったんじゃない・・・」
「もう止められないよ」
「ん、ちょっと、いきなりすぎ、る、よぉ」
「唇やわらかいね」
「あん、だめ」
「大丈夫、まだなにもしてない」
「してるじゃん!」
「気のせいだよ」
「も~、強引すぎるよぉ・・・」
「下着汚しちゃうとアレだから脱がしちゃうね」
「待って、シャワー浴びたい」
「じゃ、一緒に入ろ?」
「それは絶対ダメ!」
「なんでだよ」
「ダメなものはダメなの!」
「姫様のお背中お流ししますよ?」
「そんなことしなくてもシャワーあるから!」
「わかった、息とまばたきして待ってる」
「じゃ、ちょっと行ってくるね」

プルルルルル、プルルルルル、ピッ

「はぁい」
「あ、もしかして寝てた?」
「んー、寝てたみたいですぅ」
「ごめんねー、起こしちゃった」
「どうしたんすかぁ?」
「今日のイベントのことだけど」
「イベント?」
「そう、今日だよ」
「それはいいんですけど~、今何時ですか?」
「6時半」
「早くないすか?」
「早いね~」
「今、夢見てて超いいところだったんですけど?」
「あ~、ごめんごめん」
「あとちょっとでエッチできるとこだったのに」
「また寝て続き見たらいいよ~」
「無茶苦茶なこと言わないでください」
「ところで、9時からみんなで設営するから」
「はぁい」
「できたら早めに来てくれる?」
「分かりました」
「じゃ、よろしく~」

プッ、ツーツーツー

化粧マジック

女の顔はすごい。化粧で別人に変わる。

7年くらい前に付き合っていた北海道出身のK子ちゃん(当時22歳)は、周りから美人だとチヤホヤされていた。しかし、化粧を取ると別人レベルの全然違う顔になる。一重まぶたでのぺっとした顔をしていたのを僕は知っている。

つけまつげで目を盛ってる女が化粧を落とすとほぼ確実に別人になる。せめてマスカラ厚塗りで我慢しておけばいいものを、つけまつげに手を出すとスッピンになった時の破壊力が半端ない。付き合わない限り見ることはないけども。

すっぴんでもあまり変わらない女の子もごくまれにいるにはいるが、大抵の子は化粧を落とすと驚くほどショボい顔になる。そのしょぼい顔が好きな僕はだいぶ変わってるのかもしれない。むしろそれが可愛いとすら思ってるくらいだ。

本当に可愛い女なんて実はそんなにたくさんいなくて、可愛く見せるのが上手な子が多いだけなんだと思う。前もって化粧を落とした顔を予想しておけば、多分そんなに衝撃を受けないで済むから、初セックスの前にやっておくといいよ。

聞きたくなかった

「ちょっと聞いてくれるかな」
「どうしたの?」
「知りたくないことを知らされたんだよ」
「どんな?」
「聞いても大丈夫かな」
「そんなの聞いてみないと分かんないよ」
「そりゃそうだな」
「話せるなら話してみて」
「ある女の子からいきなり言われたんだ」
「うん」
「その子が元彼と付き合っていた時にさ」
「うん」
「アナルファックを強要されたんだって」
「え!」
「まあ、それだけなんだけど」
「えー」
「そんな情報知りたくなかったよ」
「あたしだってそうだよ!」
「でも、誰のことか分からないだけマシだよ」
「そうかもしんないけど」
「本人から直接これを言われたんだよ」
「きついね」
「アナル経験を突然告白されても困るわ」
「でも、なんでそんなこと告白したのかな」
「ほんとだよ」
「その子、あたしも知ってる子?」
「それ答えなきゃダメなのかな」
「うそ、知ってる子なんだ・・・」
「あの、俺まだ何も答えてないんだけど」
「その受け答えから考えたら分かるよ」
「まあそうだよな」
「そんな情報ほんといらないよね」
「会うたびにアナルファックが頭に浮かぶ」
「かわいそうだね」
「気持ちを分かってくれてありがとう」
「だけどさ」
「ん?」
「その子にふざけたあだ名つけてるでしょ?」
「どうして分かる」
「ねえ、どんなあだ名つけたの?」
「アナルファックを強要された人」
「なにそれ」
「その子につけたあだ名だよ」
「まさかそれ本人に言ってないよね?」
「さすがに言えるか」
「よかったー」
「俺の脳内限定で呼んでるだけだから」
「ちょっと安心した」
「そこまで俺のことバカだと思ってんの?」
「あなたは言いかねないから」
「いくらなんでもそれはないわ」